掌蹠膿疱症(PPP)
掌蹠膿疱症(PPP)とは
手や足に無菌性の小膿疱が繰り返し形成される疾患で、重症化した場合は爪が変形したり、痛みにより歩けなくなることもあります。
また、掌蹠膿疱症性骨関節炎といってPPPに骨や関節の炎症を伴う場合もあります。
掌蹠膿疱症の原因は?
原因を特定することは非常に困難ですが、病巣感染、金属アレルギー、喫煙などの関連が深いと言われています。ここでいう病巣感染とは、歯周病や根尖性歯周炎など歯科由来のものが多く、金属アレルギーに関しては口腔内金属の関連が取り沙汰されています。
掌蹠膿疱症の治療
掌蹠膿疱症は①生活指導(口腔ケア・禁煙など) ②悪化因子の除去(病巣感染の除去) ③対症療法(薬剤や光線治療など)が中心となって行われます。
特に歯周病などの病巣感染に対する治療を行うことでPPPが改善傾向に至ることが数多くあります。まずは歯の状態をレントゲンや歯周病検査などで確認し、適切な歯科治療を受けましょう。
また、金属アレルギーが原因・増悪因子として報告されていることから、歯科治療で使用する材料に金属を使用して問題ないのか、そういった細かなケアを考える必要があります。
治療前・治療後
治療前
治療後
治療前
治療後
医科と歯科の連携
PPPの治療は皮膚科医師の正確な診断と原因の探索、そして歯科医師との治療連携が非常に重要となります。
当院では、PPP治療で有名な医系病院と連携し、診療手引き作成にも携わった歯科医師の知識と経験に裏付けられた治療をご提供し、患者様をサポート致します。
お困りのことがあればいつでもご連絡ください。
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